【日本の富裕層】資産1億円以上の割合は？富裕層が増えた背景や〈年収1500万円以上〉インカムリッチの特徴も解説！ 現役世代が資産家へと成長するためのヒントとは

2. 【日本の背景】「富裕層・超富裕層」の世帯数が増えている理由とは？

野村総合研究所の調査によると、安倍政権の経済政策（アベノミクス）がスタートした2013年以降、富裕層・超富裕層の世帯数は増加を続けています。

富裕層・超富裕層の保有する純金融資産総額も、依然として増加傾向にあります。

実際に2019年から2021年の間、富裕層と超富裕層の合計資産額は9.3％増加し、364兆円に達しました。

この成長の要因として、株式などの資産価値の上昇が挙げられます。

野村総合研究所の分析によると、この資産の増加に伴い、準富裕層が「富裕層」へ、さらには富裕層の一部が「超富裕層」へと移行したケースが多いとされています。

特に、資産5000万円以上を持つ準富裕層が投資利益を得て、富裕層へと昇格する動きが顕著です。

さらに、資産は世代間で相続されるため、少子化による相続人の減少が影響し、1人あたりに渡される資産額が増加しています。

この相続の変化も、富裕層の資産拡大を促進している要因の一つと言えるでしょう。