各種メディアで「確定申告」に関するニュースを目にする季節がやってきました。
医療費控除やふるさと納税の申告が必要な方の中には、すでに領収書やその他必要書類の準備を終えた方もいらっしゃることでしょう。
では、老齢年金（国民年金・厚生年金）を受給しているシニア世代の場合、所得税や復興特別所得税の確定申告は必要なのでしょうか？
結論として、一定の条件を満たす場合には確定申告が必要です。この記事では、老齢年金を受給中の人の確定申告に関する情報を整理してお伝えしていきます。
1. 確定申告って？
確定申告とは、1年間（1月1日～12月31日）の所得について、「所得金額」と「所得に対する税額」を確定させる手続きです。
所得税及び復興特別所得税の確定申告期間は原則、翌年の2月16日から3月15日まで。ただし、2025は2月・3月ともに15日・16日が土日となるため、令和6年度分の確定申告期間は「令和7年2月17日～令和7年3月17日」とされています。
確定申告が必要となる場合、この1カ月で所得税及び復興特別所得税の納付まで行う必要があります。
