老後になると年金を受け取るようになりますが、年金とその他の所得が少ない世帯には、年金に追加で支給される給付金があります。
「年金生活者支援給付金」と呼ばれるもので、1度限りのものではなく、継続的に支給されます。
どのような条件を満たした人が、給付金を受け取れるのでしょうか。さらに、公的年金の平均的な受給額はいくらなのかについても見ていきます。
1. 「年金生活者支援給付金」とは?年金に上乗せ!
「年金生活者支援給付金」とは、年金収入やその他の所得額が一定基準額以下の年金生活者を支援する目的で、年金に上乗せして支給される給付金です。
2019年10月1日にスタートした比較的新しい制度であり、財源は消費税の増税分となっています。
受給する年金の種類に応じて、以下の3つのタイプに分かれています。
1.1 年金生活者支援給付金の種類
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
ただし、一定の要件を満たしている年金受給者のみが対象です。
次章にて、年金生活者支援給付金の要件について詳しく見ていきましょう。