3. 新NISAを活用することによるメリット
今回は、新NISA制度のつみたて投資枠を活用した際の投資を想定しています。
なぜ、積立投資をする際に新NISAを利用するべきなのでしょうか。次に、NISA口座を活用することによるメリットを紹介します。
3.1 投資利益が非課税である
NISA口座を利用する最大のメリットは、売却益や分配金などの投資利益が非課税であることです。通常、投資利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座ではこの税金が免除されます。
例えば、100万円で買った商品を150万円で売却すると、通常は50万円の利益から税金として約10万円が差し引かれますが、NISA口座で運用した場合は50万円の利益をそのまま受け取ることができます。
さらに、2024年から開始された新NISA制度では、元々は20年の制限があった非課税期間が、無期限となりました。
これにより、新NISAのつみたて投資枠の年間投資枠である120万円、成長投資枠の240万円とあわせて非課税保有限度額は総枠で1800万円まで運用利益を非課税で受け取ることができます。
3.2 少額から始められる
新NISAのつみたて投資枠では、商品や証券会社によっては、毎月1000円程度からの少額の積立投資が可能です。
そのため、投資初心者でも負担をかけない範囲で長期的な資産形成を目指すことができます。
3.3 投資商品の安全性
新NISAのつみたて投資枠では、投資対象商品が金融庁が指定する一定の基準を満たしたものに限定されており、リスクの低い商品が多くラインナップされています。
長期・分散に適したインデックスファンドと呼ばれる商品が大半を占めるため、投資初心者の投資にも適しています。
以上のようなメリットにより、新NISAのつみたて投資枠は長期的な資産形成を目指すための効率的な投資ツールとしておすすめです。