積立投資は、安定的に資産形成を目指すための効率的な手段です。

現在の日本では物価高騰などによる経済的な不安が大きくなり、単純な貯蓄のみで老後の生活費が賄えるのだろうかと考える人が多く、投資による資産形成への関心が高まっています。

金融庁が発表した、2024年6月末時点のつみたて投資枠における買付額は、合計で2兆2178億円以上となっており、同年3月末時点よりも112.5%も増額しています。

【写真全7枚】1枚目/2024年6月末時点のつみたて投資枠における買付額。次の写真からはつみたてシミュレーション結果を紹介

2024年6月末時点のつみたて投資枠における買付額

出所:金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」

このことからも、多くの人が投資に対して関心を寄せ、NISA口座を活用した積立を開始していることがわかります。

今回は、新NISAのつみたて投資枠によって15年間の積立をした際のシミュレーションを、3パターンの積立額で行い、NISA制度の特徴や投資を始める際のポイントを解説します。

実際に投資を行った場合の結果は、利率により異なることになりますが、同じ条件で積立金額のみが異なる場合の参考としてご覧ください。