はじめに
会社の飲み会は上司や周りの人に気をつかう必要があり、参加に気が進まないこともあるでしょう。しかしいざ断ろうと思っても周りの雰囲気を壊すのではないかとなかなか断れないこともあります。
そんな悩める社会人の方々に、周りの気を悪くしないスマートな会社の飲み会の断り方をご紹介します。
目次
1. 悩める社会人が使う飲み会の断り方
2. 飲み会の断り方はこのフレーズが効果的
3. 実践!具体的なスマートな飲み会の断り方
4. 応用編!メールでの飲み会の断り方
5. 応用編2!飲み会をドタキャンする時の断り方
6. 応用編3!こんな飲み会の断り方はNG
7. 応用編4!飲み会の二次会の断り方
1. 悩める社会人が使う飲み会の断り方
一般的に社会人の皆さまはいったいどういった理由で飲み会を断っているのでしょうか。
体調不良
断り方の理由で一番多いのは「体調不良」です。
体調不良を理由にすると会社の上司も責めることが難しく、体調を悪化させて仕事に支障があると困るため無理に飲み会に参加させずらいと思う傾向にあります。あまり深く理由を聞かれたくないという方にはいいかもしれません。
しかし体調不良にも、風邪・腹痛・頭痛・吐き気等様々なものがありますが、場合によっては会社の飲み会がある朝の段階から体調不良であることをアピールする必要があります。
先約がある
そして次に多い飲み会の断り方として、「先約がある」と言ってしまうケースです。
新年会や忘年会等前もって決められた飲み会でなく、急なお誘いの場合は実際に先に約束をしていることもありますので、誘った側も配慮してくれるのではないでしょうか。
しかし先約を理由に断る場合、具体的な約束内容を聞かれることがありますので、先約があると偽って断る場合は、当たり障りのないように、知人、友人や家族や子供と前々から約束をしていた、と答えるのが無難でしょう。
2. 飲み会の断り方はこのフレーズが効果的
飲み会の誘いは、大体が「今日予定ある?」や「○月○日予定空いてる?」等、前もって予定の確認をしてくるケースが多いです。こうした予定を聞かれた時に、誘ってくれた方を嫌な気持ちにさせない言い方や、フレーズを前もって準備しておくことで、より断りやすくなります。
どういった言い方・フレーズがいいのか、例文を1つご紹介しますので、参考にしてみてください。
「お誘いありがとうございます!ただ、今日は予定が入ってしまっていて…申し訳ありません。次はぜひ参加させてください!」
このフレーズのポイントは2つです。まず誘ってもらえたことに関してのお礼を一番最初に伝えることと、最後に次の飲み会への参加意思を示すということです。
この2つをいれることで、飲み会そのものを嫌がっているわけではなく、次の飲み会には参加したいと思ってくれているんだと、誘ってくれた方に伝えることができます。
断り方1つでも、どうしたら相手を傷つけず断ることができるのか、相手の気持ちになって考えると自然とどう言えばいいのか答えは出てくるかもしれません。大切なのは、自分が嫌われないようにと考える事よりも、誘ってくれた方に対する配慮なのではないでしょうか。
3. 実践!具体的なスマートな飲み会の断り方
それでは、いよいよ実戦です。
今までのことを踏まえて相手を嫌な気持ちにさせない、飲み会のスマートな断り方を具体的にご紹介します。
断り方1
「せっかくのお誘いで申し訳ないのですが、今日は体調が悪いので早めに休ませていただいてもいいでしょうか」
これは体調不良が理由の場合の断り方です。申し訳ないことを伝えると同時に、「帰らせてください」ではなく「休ませていただきたい」とやわらかく伝えることで、相手を不快にせずに断ることができます。
断り方2
「本当にすみません。子供(もしくは妻、旦那など)の体調が悪いので今日は失礼させていただきます。」
家族の体調不良を理由にお断りすると、そういう理由なら仕方ないと配慮してくれる上司や同僚も多いのではないでしょうか。
男性の場合「いい旦那さん」と好印象を与える場合もあるので、家族がいる男性であれば使える断り方です。
断り方3
「お誘い本当に嬉しいのですが、今日はどうしても外せない先約があって…。次回は必ず参加させてください!」
こちらは先述しましたが、先約を理由に断る場合です。
感謝と次回の飲み会への参加意志を伝えることで、印象よく断ることができます。出来る限り誘ってくれた相手を不快にさせないように、誘われたことに関してのお礼をしっかり言うようにしましょう。
4. 応用編!メールでの飲み会の断り方
ここまでは、飲み会に直接誘われた場合の断り方をご紹介してきましたが、自分が不在の時に飲み会が決まり、メールで誘われた場合はどうお断りするのが正解なのかご紹介します。
メールは、お互いの顔が見えない分、直接お断りする時よりも慎重に、より配慮をして文章を考える必要があります。
ポイントとしては、まわりくどい断り方をしない事・簡潔に伝えることです。長々と曖昧にお断りのメールを送っても、相手からすれば結局来るの?来たくないの?と混乱させたり、不快な気持ちにさせてしまう可能性があります。
そのため、メールは「はっきり簡潔に」文章を作ることを心がけましょう。
お断りメールの例文
「飲み会のお誘いありがとうございます。せっかくお誘いいただいたのですが、今回は先約があり参加できません。申し訳ありません。」
こういった簡潔で参加有無を明確にした文章にすることで、相手にもわかりやすく変に気を使わせてしまうこともありませんのでおすすめです。一見シンプルなので、冷たいようにも見えてしまいますが、飲み会不参加に対するフォローは、声を掛けていただいた方に直接会った際にお話する方が気持ちもしっかりと伝わるのでいいですね。
5. 応用編2!飲み会をドタキャンする時の断り方
飲み会を一度はOKしたにも関わらず、前日や当日になって予定が入ってしまいドタキャンしなければならない時もあるかもしれません。
当然のことながらドタキャンはイメージがとても悪いうえに、相手を不快な気持ちにさせ、店に予約をとっている場合などは人数変更が間に合わずに迷惑をかけてしまう可能性もあります。
どうしてもドタキャンをしなければならない場合は、より一層相手を不快な気持ちにさせないように配慮した断り方をしましょう。
ポイントとしては、「飲み会に参加したかった」「参加できず残念」「本当に申し訳ない」ということをしっかりと伝えることです。
この3つをしっかりと相手に伝えることができれば、相手にも、残念だけど仕方ないなと思ってもらうことができ、不快な気持ちにさせずに済むかもしれません。
そして今後はなるべくドタキャンはしないよう心がけることも大事です。
急な予定は仕方がない事もありますが、参加できないことが分かった時点でなるべく早めに相手にその旨を伝えるようにするといいでしょう。
また、前もって約束をしていたのに、当日や前日になって体調が悪くなり参加ができそうにない場合も、早い段階で伝えることでトラブルを最小限に抑えることができますので、急な予定や急な体調不良になった時は、早め早めの行動を意識してください。
6. 応用編3!こんな飲み会の断り方はNG
飲み会を断る場合、ドタキャンでない限りは断り方を事前に準備しておくことが大切ですが、相手を不快にさせる絶対にNGな断り方についても、ポイントを押さえておきましょう。
理由を濁す
相手を不快にさせる断り方として挙げられるのが、理由を濁すことです。
「ちょっと忙しくて」や「今日はちょっと…」等、理由をはっきり言わずに濁した断り方をしてしまうと誘った側からすると、特に理由はないけど来たくないだけかと呆れさせてしまうかもしれません。ですので、断る時は理由を濁すのはなるべく避けましょう。
曖昧に返事をする
「たぶん行けます」や「行けたら行けます」等の曖昧な表現を使うのは避けましょう。
これは、結局参加するのかしないのかどっちなの?と相手をイライラさせてしまう可能性があります。誘われた時点で参加できるかわからない場合は、「○時までに参加できるかわかりますのでわかり次第お伝えします」というように、はっきりとした返答がいつまでにできるかを明確にして答えるのが好印象です。
即答で断る
予定の確認もせず即答で「行けません。」と答えてしまうのも、最初から参加する気ないな、と嫌な気持ちにさせる可能性があります。
断ろうと最初から決めている場合も、一度予定を確認して断ることで、相手に誤解を与えずにすむのではないでしょうか。
7. 応用編4!飲み会の二次会の断り方
飲み会を断ろうと考えていても、なかなか断るタイミングもなくそのまま参加してしまうというケースもあります。
断れず参加してしまった飲み会の場合、なんとか二次会の参加だけでもお断りしたいと思うこともあるでしょう。そんなときに使える二次会のスマートな断り方を二種類ご紹介します。
終電
二次会を断るおすすめの理由一つ目は「終電」です。
電車で通勤している場合は必ず終電がありますので、その終電時間を理由に二次会を断るのは自然な流れではないでしょうか。 幹事の方に前もって、終電が○時なのでそれまでには帰りますと伝えておくと、よりスムーズに二次会を断ることができます。
家庭の事情
二次会の断り方の二つ目のおすすめの理由は「家庭の事情」です。
特に電車通勤でない人の場合は終電を理由にするのは難しいので、家庭の事情で早く帰らなければならないと伝えるのが無難です。
若い女性であれば、夜道が危ないなどの理由で門限があると言うと周りも気を使って早く帰らせてくれる可能性が高いです。
結婚している人の場合は、妻(旦那)が遅く帰るとうるさくて…という理由にすると、その理由なら仕方ないと配慮してくれたり、うちもそうだから分かると共感してくれる上司がいたりと、意外とスムーズに二次会を断れることもあるので、参考にしてください。
おわりに
飲み会の断り方には様々な方法や様々な理由がありますが、どのような断り方をする場合でも絶対に忘れてはいけないのが、相手への配慮や気配りです。
誘ってくれた相手の立場になり、どう断れば傷つけず不快な気持ちにさせないですむのかを常に考えることで、自然とスマートな飲み会の断り方が身についていくのではないでしょうか。
職場の人間関係を良好にするためにも飲み会には適度に参加したいところですが、どうしても断りたいときは今回ご紹介した内容を参考にスマートに断ることで、円滑な職場の人間関係を構築していきましょう。
LIMO編集部