5. Q5. 2025年、iDeCoで資産形成したい人へのメッセージ
ー iDeCoでの運用をどのようにとらえているか教えてください
iDeCoの制度上では、スイッチングに手数料がかかりません。
そのため、都度、投資信託を入れ替えたり、一時的に運用商品を売却して現金ポジション(元本確保型の定期)を増やしています。
ー 最後にiDeCoで資産形成したい人へのメッセージをお願いします
iDeCoのメリットは、資産内であれば自由に売買可能な点です。
ITバブル崩壊やリーマンショック後など、株式市場が暴落するときには約半分くらいにはなるので、相場の見方で現金比率を管理するようにしています。
大きく下がれば、現金ポジションを使ってまた買えばいいですから。
現金ポジションのコントロールは個人投資家の醍醐味と言えるでしょう。
6. 取材を終えて
今回は、2024年の年末にiDeCoで資産が1400万円に達した40代男性のRさんにお話しを伺いました。
個人投資家が注目している投資信託に、投資していない理由が興味深いものでした。
市況を見た上で、自分で元本確保型の比率を調整できるのであれば、Rさんの考え方は参考になったのではないでしょうか。
ただ、資産形成にどの程度の時間や労力をかけられるか、またリスクはどの程度まで許容できるか、などによって、向いている商品や組み合わせたい商品は変わります。
資産形成は「自分に合った方法」を見つけることが重要です。
リスクや目標に応じた運用方法を一度じっくり考えることで、将来の安心につながる選択ができるかもしれません。