3. 【理美容に関する統計】日本人のヘアカット代、平均支出額は全国平均6049円

今回はヘアカットで大変身した男性を紹介しました。娘さんを想うパパの気持ちに心温まった方もいるでしょう。

ここからは日本人のヘアカット代を見ていきます。

理容院や美容院を利用し、ヘアスタイルや身だしなみを整えることは、日常生活をおくるうえでとても大切なことと考える人も多いでしょう。

その理容・美容にかける費用は、いくらくらいなのでしょうか。

総務省が行った「家計調査-家計収支編-」による、令和5年の1世帯当たりの理髪料、パーマネント代、カット代の年間平均支出を見ていきましょう。

3.1 2023年理美容サービスに関する項目の年間平均支出

  • 理髪料の年間平均支出額:4732円(2022年比385円増)
  • パーマネント代の年間平均支出額:2328円(2022年比48円減)
  • カット代の年間平均支出額:6049円(2022年比259円増)

上記のように推移しています。

4. 【理美容に関する統計】美容店の仕入れ価格は1人当たり平均利用料金は「6000~7999円」が33.9%でトップを占める

続いて、理美容業の仕入れ価格についても見ていきましょう。

昨今物価上昇が続いていますが、例外なく理美容業の仕入れ価格も上昇しています。

日本政策金融公庫が2023年11月に発表した「価格動向に関するアンケート調査」によると、理美容業について、仕入れ価格が「上昇した」「変わらない」「低下した」それぞれの割合は下記の通りです。

人件費以外の経費増が負担になっている実態が明らかになりました。

4.1 理容業の仕入れ価格動向

  • 上昇した:65.6%
  • 変わらない:32.0%
  • 低下した:2.4%

4.2 美容業の仕入れ価格動向

  • 上昇した:58.0%
  • 変わらない:37.6%
  • 低下した:4.4%

※有効回答数は理容業416企業、美容業457企業。

カットやパーマ、カラーリングなどの技術を駆使して、その人の魅力を最大限に引き出す理容師や美容師の仕事。

また、技術的なテクニックだけではなく、常に流行やトレンドを察知し、カットに反映できる力や、客とのコミュニケーション能力も必要とする場合も多くあります。

店側の経費や、ヘアスタイルを整えることにかかる費用は、総じて上昇していることが明らかになりましたが、カットやパーマの金額だけでなく、技術力やテクニックを見て、ヘアスタイルを整えてもらう人を決めるのも1つの手ではないでしょうか。

参考資料

LIMO編集部