4. iDeCoの金融機関の選び方
iDeCoで金融機関を選択するときは、次の3点に注意しましょう。
- 口座管理や運用にかかるコスト
- 利用できる運用商品
- 各種サービス
iDeCoの利用には、口座管理や運用にかかるコストなどを手数料として金融機関に支払わなければなりません。
金融機関によって手数料は異なるため、手数料の安い金融機関を選択することで、長期的な運用利回りを高められます。
また、金融機関によって利用できる運用商品も異なります。事前確認の上、商品の品ぞろえが豊富な金融機関や、投資したい分野の運用商品が充実した金融機関などを選択しましょう。
最後に、各金融機関のサービス内容も確認しておきましょう。主なポイントは次の通りです。
- 対面での相談ができるか
- 土日や夜間のサポート体制はあるか
- 運用商品の入れ替えや配分変更などの手続きは簡単にできるか
- 情報提供が充実しているか など
数十年に及び長期間利用することになるため、金融機関は慎重に選びましょう。
5. まとめにかえて
公的年金だけで老後の生活資金を賄うことは難しいため、老後の資産形成のために国が力を入れるiDeCoの活用を検討してみましょう。
掛金の支払い時や資産運用中、年金の受取時など、さまざまなタイミングで税制上の優遇措置を受けられます。
加入時には、利用する金融機関を慎重に選択することが大切です。
口座管理や運用にかかるコストや利用できる運用商品、各種サービスを事前に確認して、自分に合った金融機関を見つけましょう。
参考資料
西岡 秀泰