2. 【最新版一覧表】厚生年金「60歳・70歳・80歳代」平均年金月額はいくら?《1歳刻み》

2024年12月、厚生労働省年金局は「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を公表しました。

今回は、同資料をもとに60歳から89歳までの各年齢ごとの平均年金月額を、1歳刻みの一覧表形式で紹介していきます。

まずは厚生年金から。

※厚生年金の被保険者は第1号~第4号に区分されており、ここでは民間企業などに勤めていた人が受け取る「厚生年金保険(第1号)」(以下記事内では「厚生年金」と表記)の年金月額を紹介します。

また、記事内で紹介する厚生年金保険(第1号)の年金月額には国民年金の月額部分も含まれています。

2.1 【最新版一覧表】厚生年金「60歳代」平均年金月額はいくら?《1歳刻み》

【最新版一覧表】厚生年金「60歳代」平均年金月額はいくら?《1歳刻み》

60歳代の厚生年金額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 60歳:9万6492円
  • 61歳:10万317円
  • 62歳:6万3244円
  • 63歳:6万5313円
  • 64歳:8万1700円
  • 65歳:14万5876円
  • 66歳:14万8285円
  • 67歳:14万9205円
  • 68歳:14万7862円
  • 69歳:14万5960円

※65歳未満の厚生年金保険(第1号)の受給権者は特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより報酬比例部分のみのもの

2.2 【最新版一覧表】厚生年金「70歳代」平均年金月額はいくら?《1歳刻み》

【最新版一覧表】厚生年金「70歳代」平均年金月額はいくら?《1歳刻み》

70歳代の厚生年金額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 70歳:14万4773円
  • 71歳:14万3521円
  • 72歳:14万2248円
  • 73歳:14万4251円
  • 74歳:14万7684円
  • 75歳:14万7455円
  • 76歳:14万7152円
  • 77歳:14万7070円
  • 78歳:14万9232円
  • 79歳:14万9883円

2.3 【最新版一覧表】厚生年金「80歳代」平均年金月額はいくら?《1歳刻み》

【最新版一覧表】厚生年金「80歳代」平均年金月額はいくら?《1歳刻み》

80歳代の厚生年金額

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 80歳:15万1580円
  • 81歳:15万3834円
  • 82歳:15万6103円
  • 83歳:15万8631円
  • 84歳:16万59円
  • 85歳:16万1684円
  • 86歳:16万1870円
  • 87歳:16万2514円
  • 88歳:16万3198円
  • 89歳:16万2841円

65歳以上の平均年金月額(国民年金部分を含む)は14万円から16万円台となっており、国民年金のみを受給する場合と比べると、約3倍程度の水準になります。

ただし、この金額には国民年金(老齢基礎年金)が含まれている点に注意が必要です。また、厚生年金は「報酬比例」の制度であるため、現役時代の収入や加入期間によって個人差が大きい点も押さえておくべきでしょう。

一般的に、厚生年金を受給する場合は国民年金のみよりも受給額が多くなりますが、その中でも受給額は幅広く、低年金の人もいれば高額受給者も存在します。

次は、国民年金の平均受給額について詳しく見ていきます。