12月はボーナス支給月となる企業が多いです。また年末調整の影響もあり、いつもより給与手取りが多くなる方も多いでしょう。
一方で、給与明細を見るたびにため息がでるのが「厚生年金保険料の天引き」です。
少なくない金額が天引きされているのを見て、「将来の年金がいくらになるか」と気になりますよね。
今回は年収400万円の人を例にして、老齢年金の見込額をシミュレーションします。
年収変動ありのケースや、厚生年金に加入しないケースも見ていきましょう。
1. 公的年金には「国民年金と厚生年金」がある
まずは、日本の公的年金の仕組みを確認しましょう。
1.1 国民年金（1階部分）
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
国民年金は基礎年金と呼ばれることもあります。要件を満たした場合、将来は老齢基礎年金が支給されます。
