1.2 厚生年金(2階部分)

  • 公務員やサラリーマンなどが加入する
  • 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
  • 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる

要件を満たした場合、将来は老齢厚生年金が支給されます。

上記のとおり、現役時代の働き方によって加入していた年金により、将来受給する年金が異なることを押さえておきましょう。

2. 年収400万円の人が受け取れる老齢年金はいくら?

国税庁の資料によると、日本の平均年収は460万円です。

300万円~400万円という方も多い現状にあるため、今回は年収400万円の人の例で将来の年金額をシミュレーションしていきます。

2.1 【老齢年金のシミュレーション】自営業の場合

そもそも同じ”年収400万円”であっても、加入している年金が国民年金だけというケースの場合、厚生年金の支給がないので年金額が低めとなります。

  • 1974年生まれ
  • 20歳~59歳まで年金に加入
  • 65歳から受け取り開始

上記の条件にてシミュレーションしたところ、年額の見込みは約82万円となりました。

過去に未納期間や保険料免除期間がある場合、その分は金額が少なくなります。

ただ、国民年金は原則として保険料の納付期間にて計算されるという性質上、年収の多寡では変わりません。