昨今、共働き世帯が増加傾向にあります。
「生活のため」「生きがい」「子どものため」「老後資金の準備のため」など、お仕事をする理由は家庭ごとに異なるでしょう。
なかには、働いてもいいし、働かなくても生活ができるという選択肢を求めて「経済的自立と早期リタイア」という意味のFIRE(ファイヤー)を目指す方もいます。
では、FIRE(経済的自立と早期リタイア)にたどり着くには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。
今回は、証券会社の元富裕層担当社員である筆者が「月30万円の不労所得」を目指す4つの方法を解説します。
1. 「FIRE」とは?不労所得はどれくらい必要か
たとえば、みなさんは「月に30万円の不労所得」があったらどうでしょうか。
不労所得とは、自らが仕事をしなくても得られる収入のことを言います。
仕事をしなくても不労所得が毎月30万円自分に入ってくればどのような生活ができるでしょうか。
お金や資産形成に興味のある方の中には、「FIRE(ファイヤー)」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか。
FIREとは英語で「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語に直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味です。つまり不労所得だけで生活をしていくことをFIREといいます。
2. なぜ「月30万円の不労所得」があれば十分といえるのか
まず、そもそも月に不労所得が30万円あればなぜ十分なのかを考えてみましょう。
総務省「家計調査報告-2023年(令和5年)12月分、10~12月期平均及び2023年平均-」を参考にみていきましょう。
- 消費支出(総世帯):1世帯当たり24万7322円
- 消費支出(2人以上の世帯):1世帯あたり29万3997円
このデータを見る限りでは、月に30万円の不労所得があれば、いわゆる芸金的な生活は送れそうですね。
つまり、月に30万円の不労所得があれば、FIREも夢ではないといえるでしょう。