3. 住民税とは?

住民税(個人住民税)は毎年1月1日現在、区市町村に住所のある方が支払う税金です。

住民税の仕組み

住民税の仕組み

出所:総務省「個人住民税」

住民税には道府県民税(東京都は都民税)と区市町村民税があります。

納税する際には、一括して各市町村に個人住民税を納めますが、道府県民税(東京都は都民税)は、各市町村から都道府県に払い込まれる仕組みになっています。

3.1 均等割と所得割

住民税の税額は、均等割で計算した額と所得割で計算した額に、森林環境税を足したものが年税額となります。

  • 均等割・・・所得に関係なく均等に負担する。現在4000円(道府県民税・都民税:1000円、区市町村民税:3000円)を負担
  • 所得割・・・所得に応じて負担する。税率は所得に対して10%(道府県民税・都民税:4%、区市町村民税:6%)、前年の1月1日から12月31日までの所得で算定 ※政令指定都市は道府県民税が2%、市民税が8%
  • 森林環境税・・・年額1000円(令和6年度から課税、分類は国税)、均等割とあわせて徴収

住民税は会社員の方であれば、特別徴収(毎月の給与などから天引き)で、自営業の方などは普通徴収(市町村から送付される納付書や口座振替など)で支払います。

※個人が支払う住民税は、預貯金の利子、株式や投資信託などの配当・分配金、譲渡益にも課税されます。