4. Q4.もし初心者だったら、どのように運用商品の選び方を決めますか?

iDeCoの特徴を運用にいかす

iDeCoの画像

出所:beeboys/shutterstock.com

ー もしRさんが初心者だったら、どのような運用をしますか

初心者がiDeCoの運用商品を選ぶ際は、シンプルに考えることが大切だと思います。私自身が初心者だったら、以下の点を基準に選びます。

4.1 運用関連費用が安いインデックスファンドを選ぶ

インデックスファンドは、特定の市場や指数に連動して運用される商品で、手数料が比較的低いのが特徴です。長期的な運用を考えると、運用コストの小ささが大きなメリットになると感じます。

4.2 経済成長が期待できる市場の商品を検討する

私が初心者なら、世界株式や米国株式に連動するファンドを選ぶと思います。これらの市場は今後も成長が見込まれるので、長期的な運用に向いているのではないかと考えています。

初心者の場合、選択肢を増やしすぎず、まずはこうした基本的な視点で始めるのが良いのではないでしょうか。どんな商品を選ぶか迷った際は、シンプルなものからスタートするのが安心だと思います。

5. Q5. 投資初心者が「これだけは避けるべき」と考える運用はありますか?

ー 「これだけは避けるべき」と考える初心者の運用失敗例はありますか?

もちろん個人の投資スタイルにもよりますが、私の経験からお伝えすると、初心者の方が避けたほうが良いこととして以下の点には注意したほうが良いと思います。

5.1 リスクが取れない債券型ファンドを選んでしまう

債券型ファンドはリスクが低いので安全な選択肢に見えるかもしれませんが、長期運用でのリターンが期待しづらいのが難点です。特にインフレが続くような環境では、資産が目減りしてしまう可能性が高いと感じます。

5.2 リスクを分散したバランス型ファンドに頼りすぎる

バランス型ファンドは、リスクがコントロールされている一方でリターンも控えめです。初心者には魅力的に映るかもしれませんが、長期的な資産形成を目指すなら、リスクとリターンのバランスをもう少し積極的に考えるべきだと思います。