1. 証券会社の元富裕層担当社員が見た。「投資先の価格が下がったとき」お金持ちの行動は?
ここからは、証券会社の元富裕層担当社員であった筆者の経験をもとに、「投資先の価格が下がったとき」お金持ちはどのような行動をするのか、特徴を3つまとめてみます。
1.1 【特徴1】下がったら「もっと買う」と事前に決めている
お金持ちの方のなかには、投資先の価格が下がったことを「チャンス」と捉える方もいらっしゃいます。
なぜなら、安いときに買って、高くなったときに売れば、差額分が利益になるからです。
上記の図は、金融庁によるもので「金融商品の3つの基準」を表しています。
株式、投資信託、債券などの金融商品は、安全性・収益性・流動性の度合いがそれぞれ異なります。
また、安全性・収益性・流動性の3つの基準を全て満たす金融商品はありません。
たとえば、収益性が期待できる金融商品は、価格変動リスクが伴います。
また、なかには一定期間を迎えるまで、現金化することが難しいケースもあるでしょう。
お金持ちの方は、金融商品ごとに異なる特徴を理解したうえで資産運用に取り組み、価格が下がったときに買い増しすることを狙っているケースもあります。