2024年12月20日、厚生労働省は「令和6年 高年齢者雇用状況等報告」をリリースしました。
記事によると65歳までの高年齢者雇用確保措置を実施済みの企業は99.9%で、大企業は100%実施済みとの結果が出ました。
高齢化社会の中で、高齢者が活躍できる場が広がるのは喜ばしいことですが、長く働かなくてはいけない理由もありそうです。
その理由のひとつとして、老後への不安があります。その不安を払拭するため、年金制度について知り、対策を考えていきましょう。
1. 公的年金は「厚生年金と国民年金」の2階建て構造
日本の年金制度は「2階建て構造」とよく言われます。
これは、土台となる「国民年金(基礎年金)」に加え、上乗せとして支給される「厚生年金」の2つで構成されているためです。
また、働き方や職業によって、「国民年金だけに加入する人」と「国民年金と厚生年金の両方に加入する人」がいます。
それぞれの年金制度の概要について詳しく見ていきましょう。