75歳以上と一部の65歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度。
保険証は原則として1~2年ごとに更新されており、8月1日に新しい保険証が送られてきた方もいるでしょう。
しかし、2024年12月2日に健康保険証は廃止となり、マイナンバーカードと健康保険証が一体化され、マイナ保険証となります。
そのため、東京都では2年ごとの更新であるものの。今年は異例の「有効期限1年」の保険証が送られています。
(※2024年12月2日以降、新規の健康保険証は発行されません)
今回は制度の概要や負担割合の確認方法、またマイナンバーカードとの一体化について確認していきましょう。
記事の後半では後期高齢者医療制度の保険料についても解説します。
1. 毎年8月に「後期高齢者医療制度」の保険証が更新
後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を対象とした公的医療保険制度です。高齢者の医療費負担を軽減し、適切な医療を提供することを目的としています。
従来、後期高齢者医療制度の紙の保険証は、毎年7月末で有効期限を迎え、8月1日から新しい保険証が発行されてきました。
しかし、2024年12月2日から「マイナンバーカード」と健康保険証が一体化されることに伴い、紙の保険証の新規発行(紛失による再交付を含む)は、同日をもって終了しました。
東京都では通常、2年ごとに保険証の更新が行われていますが、2024年に発行された紙の保険証については、有効期限が「令和7年(2025年)7月31日」となっています。
しかし、基本的に新しい保険証が届いても、従来の保険証は引き続き使用可能となっています。