3.2 運用結果をグラフでも確認
20年間積み立てた場合、元本720万円に対して利益は264万9060円。総額は984万9060円です。
さらに30年間積み立てると、元本1080万円に利益668万2107円で、総額は1748万2107円という結果になりました。
預貯金の場合、元本は確保されますが、インフレが進むとその価値が下がるリスクがあります。たとえば、現在の100万円が将来の100万円と同じ価値を持つとは限りません。
また、預貯金の金利にも課税されるため、実際の手取りはさらに減少します。
NISAを利用すると、運用した利益に対して税金がかからず、全額を受け取ることができます。これは大きなメリットであり、長期的な資産形成に有利となってきます。
一方で、運用にはリスクが伴います。市場の変動により、元本割れの可能性もあります。どの程度の利益が得られるかは、実際に運用してみないとわかりません。
預貯金と投資の両方にはそれぞれメリットとデメリットがあり、資産を分散してリスクを補い合うことが理想的かもしれませんね。