2.2 【シミュレーション】毎月5万円の積立投資・15年間・想定利回り1~7%(年)

それでは、50歳から65歳までの15年間、毎月5万円を積立投資した場合、資産はどのくらい増えるのかについて計算してみます。

GPIFが管理・運用する年金積立金の現在の収益率は4.26%(2001年度~2024年度第2四半期)ですから、おおむね4%を中心にして、1~7%の範囲で各リターンを計算してみましょう。

シミュレーション結果

シミュレーション結果

出所:筆者作成

 

  • 年1%:971万円
  • 年2%:1049万円
  • 年3%:1135万円
  • 年4%:1230万円
  • 年5%:1336万円
  • 年6%:1454万円
  • 年7%:1585万円

※元本は900万円、複利計算
※上記はあくまで単純計算したものです。将来の投資成果を約束するものではありません。

それぞれのリターンは、ポートフォリオの各資産の組み入れ比率を調節して変えるようにします。

たとえば、日本株式や海外の資産(外国株式、外国債券)の割合を多くすると、リターンとリスクが大きくなります。新興国債券や株式も同様に、リスクが大きい分、高いリターンが期待できます。

反対に、日本株式や海外の資産などを減らすと、リターンとリスクは小さくなります。保有資産が大きく変動するのを避けるために、リタイアする時期の前後は債券の組み入れ比率を徐々に高めていくことを検討しましょう。

証券会社などによっては、ポートフォリオ分析ができるサービスを提供しています。さまざまなパターンを作って、自分でリスクやリターンを確認してみてはいかがでしょうか。