5. 「年金生活者支援給付金」に関するよくある質問
次に、年金生活者支援給付金に関するよくある質問について紹介していきます。
「支給額の確認方法」「申請手続きの遅れ」「毎年の手続きが必要か」など、皆さんが疑問に思う点についてお答えします。
5.1 「年金生活者支援給付金」の支給額の確認方法はある?
年金生活者支援給付金を請求した場合、支給される見込額は「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」に記載されています。
ただし、この記載されている見込額は、毎年8月時点で受給している年金額を基に計算されたもののため、実際の支給額は年金受給状況によって異なる場合があります。
5.2 「年金生活者支援給付金請求書」の手続きが遅れた場合はどうなる?
2024年9月から順次送付されている「年金生活者支援給付金請求書」を、2025年1月6日までに日本年金機構へ提出すると、2024年10月分からの年金生活者支援給付金を受け取ることができます。
もし2025年1月6日までに請求書を提出できない場合、請求した月の翌月分からの支給となりますので、早めに手続きを行うことをおすすめします。
5.3 「年金生活者支援給付金」の申請は毎年行うの?
年金生活者支援給付金の支給要件を満たしている方が一度申請手続きを行うと、2年目以降は手続きなしで自動的に受給できます。
ただし、支給要件を満たさなくなったり、その他の理由で「支給対象外」となる場合には、再度請求手続きが必要となります。
また、年金生活者支援給付金の金額は毎年見直されますが、支給額に変更がない場合でも、日本年金機構からは前年と同額の支給額が記載された通知書が送付されるため、必ず確認することをおすすめします。
6. 該当者は「年金生活者支援給付金請求書」の提出が必要です
本記事では、年金生活者支援給付金の対象者や給付額、申請方法などについて確認しました。
年金生活者支援給付金は、生活の支援を図ることを目的に、消費税率が8%から10%に引き上げられた分を活用して、公的年金などの収入やその他の所得が一定基準額以下の対象者へ給付されます。
新たな対象者へ向けて、例年9月の第1営業日より日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書」が順次送付されているため、申請漏れがないように気をつけましょう。