2. 4つの道県の「温泉地数」を比較すると…
環境省が公表している「令和4年度温泉利用状況」によると、日本で一番「温泉地数」が多い都道府県は、北海道です。気になる温泉地の数は2023年3月末時点で230となっています。
北海道には登別温泉や湯の川温泉をはじめ、個性豊かな温泉地が各地に点在しています。道内には温泉利用の公衆浴場が539あり、湧出量は19万6262リットル/分。全国47都道府県で2位の湯量を誇ります。
北海道に次いで二番目に温泉地数が多いのは、長野県の194。三番目は新潟県の142、四番目は福島県の127でした。
都道府県別温泉地数ランキングを見てみると、上位には東日本の都道府県が多くランクイン。TOP10は鹿児島県を除いてすべて東日本の都道府県が占める結果となりました。
ちなみに、温泉の湧出量では順位が大きく入れ替わり、別府温泉や由布院温泉で知られる大分県が一位に。次いで北海道、鹿児島県という順番になっています。
3. 北海道の道内総生産は名目20兆5409億円
ここからは日本で一番「温泉地数」が多い北海道について紹介します。
日本の最北端に位置し、四方を太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれている北海道。面積は8万3457.06平方キロメートルと都道府県の中で最も広く、国土の約22%を占めています。
道内には179もの市町村があり、2024年1月1日時点の人口は509万3983人。人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 札幌市 195万6928人
- 旭川市 32万436人
- 函館市 24万218人
経済面を見てみると、2021年度の道内総生産は名目20兆5409億円。一人当たり道民所得は281万1000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「温泉地数」が多い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年12月5日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 国土地理院「都道府県別面積の順位」
- 環境省「令和4年度温泉利用状況」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 北海道「令和3年度(2021年度)道民経済計算」
小野田 裕太