1. 1.価格は下落するときもある
まず、投資は価格が下落するときもあることを覚えておきましょう。
どんなに運用成績が良い投資先でも、価格が上昇し続けることは基本的にありません。下落するタイミングもあります。
たとえば、アメリカの主要企業500社に投資する有名な指標「S&P500」も、長期的にみれば価格は上昇していますが、リーマンショックやコロナショックなどのタイミングでは価格が下落しています。
このことを理解していないと、一時的な不景気での価格下落に耐えられず焦って狼狽売りをしてしまうかもしれません。
そのため、一時的な価格変動に惑わされることなく、長期的な視点での資産運用を心がけましょう。
2. 2.リスクとリターンは基本的に比例する
リスクとリターンは基本的に比例します。ローリスク・ハイリターンの投資は基本的にありません。
たとえば1企業のみに投資する場合、その企業の業績が上がり株価が上昇すれば、自分の資産評価額は一気に増えますが、業績不振や不祥事などに見舞われて株価が下がると、資産評価額は一気に下がります。
一方で、10社に分散投資していれば、1社あたりの価格変動による影響は抑えることが可能です。ただしリスクを分散するため、大きなリターンを狙うことは難しくなります。
長期的な運用をするのであれば、できるだけ投資先を分散させて安定的な運用を目指した方がいいでしょう。