2. 4つの県の「駅数」を比較すると…
国土交通省が公表している「令和4年度末 鉄軌道駅における駅の段差解消への対応状況について(都道府県別)」によると、日本で一番「駅数」が少ない都道府県は沖縄県です。気になる駅数は、19(2022年度末時点)となっています。
沖縄県には長年鉄道が走っておらず、2003年に開業した沖縄都市モノレール「ゆいレール」が現在運行する唯一の電車です。運行エリアは那覇空港から那覇市に隣接する浦添市までの約17kmとなっています。
沖縄県に次いで二番目に駅数が少ないのは、アンケートでは1%の人のみが選択した石川県の72。三番目は山梨県の73、四番目は鳥取県の74でした。
駅の数は圧倒的に少ない沖縄県ですが、1日の平均利用者数が3000人以上の駅数は15と、総駅数の約8割を占めています。
ちなみに、日本で一番駅数が多いのは東京都の759。東京都と沖縄県では駅数に約40倍もの差があります。
3. 沖縄県の県内総生産は名目4兆3739億円
ここからは日本で一番「駅数」が少ない沖縄県について紹介します。
日本列島の最南西端に位置する沖縄県は、東西約1000キロメートル、南北約400キロメートルに及ぶ海域に点在する島々で構成されています。
160余りある島のうち、有人島は沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島などがあります。面積は2276.64平方キロメートルで、全国47都道府県で4番目の小ささです。
2024年1月1日時点の人口は148万5669人で、県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 那覇市 31万5485人
- 沖縄市 14万2283人
- うるま市 12万6515人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目4兆3739億円。一人当たり県民所得は225万8000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「駅数」が少ない都道府県について紹介しました。
4. 調査概要
- 調査日:2024年12月5日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土交通省「令和4年度末 鉄軌道駅における駅の段差解消への対応状況について(都道府県別)」
- 国土地理院「都道府県別面積の順位」
- 沖縄県「県民経済計算」
小野田 裕太