2. Xでは「見慣れた世界地図に引かれるのでは」といった憶測も

投稿には「すごくわかる…日本人特有の感覚でしょうか」「めっちゃわかる」など、共感の声が多数寄せられました。

また、ファンタジー世界における世界地図に対し、さまざまな憶測をする人も。

「自国の見慣れた地図に引っ張られるのではないでしょうか」「アメリカにしても欧州にしても、大陸メインの地理でそこで歴史を築いてきたために、海という概念が薄い気がする」「旅の中で海を渡ったり空を飛んだりすることで、物語に抑揚やメリハリをつける工夫だと解釈しています」コメント欄には、こうした推測の声が数多く集まっています。

ほかにも「FF5の第三世界が正しく国産ファンタジーの世界地図そのものですよね。チョコボで一周できますし」「上の地図はドラクエ7みたい」「十二国記を思い出します」といった具合に、実際の作品に登場する地図を思い出した人からのコメントも見受けられています。

3. 投稿のきっかけとなった作品は「勇者のくせになまいきだ」など

海外産ファンタジーについて

海外産ファンタジーについて

出所:@9tyon

@9tyonさんに「投稿に関してイメージした作品」を尋ねると、「投稿に影響を与えた作品としては、『勇者のくせになまいきだ』『アルトネリコ』『神羅万象チョコ』が挙げられます。これらの作品がとくに印象的でした」と答えてくれました。

2007年12月6日に発売されたPlayStation Portableのソフトウェアである「勇者のくせになまいきだ。」や、2006年1月26日に発売されたPlayStation2用ソフトウェア「アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女」、さらには2005年3月14日に第1弾が発売された、おまけつき駄菓子「神羅万象チョコ第一章」など、懐かしさが感じられそうな作品を複数上げた@9tyonさん。

「ファンタジー世界の世界地図に対する偏見」を閃いた経緯を詳しく聞くと、子供時代に好きだったコンテンツに影響を受けたことを話してくれました。

「『勇者のくせになまいきだ』シリーズのマップにおいて、日本で使用される世界地図でいう「ハワイ」に当たる場所に拠点が置かれる印象がありました。その印象をもとに、子供の頃に好きだったコンテンツ(『アルトネリコ』や『神羅万象チョコ 第一章』)を振り返ったところ、同じく「ハワイ」の位置に島があることに気づきました。この経験から今回の投稿に繋がっています」とのことです。

そんな@9tyonさんですが「海外のファンタジーコンテンツには、あまり詳しくありません」と説明します。