1. 後悔しがちなこと1:新NISAとiDeCoの使い分けをすればよかった…
新NISAのつみたて投資枠やiDeCoでは、主に投資信託を活用した制度です。毎月一定金額を積み立てていきます。
1.1 「非課税枠」の違い
非課税枠は新NISAとiDeCoでは異なります。
新NISAのつみたて投資枠の非課税投資枠は毎年120万円で、すべてつみたて投資枠で行った場合には、合計1800万円まで投資をすることができます。
たとえば、つみたて投資枠で毎年120万円の投資を行った場合に、15年続けると1800万円の枠を使用することができます。
一方、iDeCoは働く職場や働き方によって、月々の掛金上限額が異なります。
1.2 「手元にお金を戻す」条件の違い
途中、手元にお金を戻す条件も異なります。
新NISAはいつでも途中で売却をすることが可能です。
対して、iDeCoは、原則60歳にならなければ受け取れません。年代にもよりますが、60歳まで原則引き出せないことを考えると、無理のない範囲で活用することが重要になるでしょう。
たとえば、リストラや離婚、病気になったり働けなくなったりすることを考えると、お金を引き出す必要に迫られることもあります。
そういった可能性を踏まえ、「新NISAは万が一のときでも売却できる資金・iDeCoは老後資金」と使い分けて、金融商品や積立金額を考えましょう。