3. 【積水ハウスの新防犯サービス】「駆けつけホームセキュリティ」の仕組み
「駆けつけホームセキュリティ」はPFH touchに蓄積されたデータを分析し、可視化した防犯スコアをもとに、セキュリティサービスの価格を値付けするサービスです。「防犯スコアを価格に反映する」という仕組みは世界初となります。
セキュリティサービスの提供会社として、新たにパートナーに加わったのがALSOKです。同社の宮島裕常務は昨今の体感治安の悪化などを引き合いに出し、「安全が当たり前な暮らしを実現していく上で意義の大きい協業だ」と語りました。
PFH touchとホームセキュリティが集約されるメリットは複数あります。まずPFH touchが異常検知などを知らせる役割を果たすため、警備会社指定のセンサー機器が不要になります。
また、PFH touchが異常検知してALSOKに自動通報したあとのガードマンの行動などを可視化し、家族全員のスマホにガードマンの入室・退室などの情報が瞬時に届くので、リアルタイムで状況を把握できます。
最大の注目ポイントといえる「防犯スコアの価格反映」についても詳しくみていきましょう。防犯スコアは1日の解錠時間や夜間の窓開放時間などから算出され3段階で評価されます。アプリには改善ポイントを伝える機能も備わっており、防犯状態の改善にもつながります。
防犯スコアをもとに算出する料金はNormalが6160円、Goodが5610円、Excellentが5060円(いずれも税込)。「PLATFORM HOUSE touchとALSOKの防犯サービスを別々に契約した金額より安い」価格設定になっており、導入コストも検討しやすくなっているとのことです。
駆けつけホームセキュリティは12月13日から先行申し込みを開始します。まずは同社の新築戸建てユーザーから提供し、その後、グループの中で展開していきます。吉田常務は「ゆくゆくはグループ外にも提供していきたい」と今後の方針についても言及しました。
参考資料
大蔵 大輔