2. 【積水ハウスの新防犯サービス】「つもりギャップ」からサービスを開発
博報堂の青木雅人常務は「デジタル化は次のフェーズに入っている。スマホやPCのようなデジタルツールに限定されたデジタル化から生活の隅々にデジタルが浸透したオールデジタル化に移行している」とコメント。「今後さらに生活者インターフェース市場が拡大していく」という見解を示しました。
家が生活者にとってのインターフェースになることで実現するのが、データの蓄積と活用の循環です。PFH touchはまさにそうした仕組みを体現しており、生活ログデータが新たなサービス創出に大きく貢献しています。
積水ハウスと合同で行ったデータ解析のポイントは、客観的な生活者のログデータだけでなく、主観的なアンケートや日記調査などのアナログデータも分析対象としていることです。実はそれぞれのデータを比べると「意識と実態にギャップが生まれている」ことが明らかになったそうです。
例えば、今回実施した調査で防犯意識が高いと自己認識しているユーザーでもこまめな施錠ができていない人が一定数いたそうです。さらに具体的な人物像として「社交的な方=来客・外出が多い」「長時間労働で疲労が蓄積している方」などの特徴まで見えてきたといいます。