埼玉県職員の給料はいくらか公務員年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「公務員年収給与研究シリーズ」。今回は埼玉県職員についてのデータ解説です。公務員といえば子どもにも人気のある職業です。最新の総務省の資料である「平成29年地方公務員給与実態調査結果等の概要」の給料構成（※1）をもと算出した年間給料や職員数について見ていきましょう。

埼玉県の全職員の平均給料はいくらか

埼玉県の全職種の職員数は6万3281人と6万人を超えています。また平均年齢は41.7歳と40歳を若干超えています。

今回の総務省の資料をもとに当編集部で算出した埼玉県の全職員の平均年間給料は690.6万円。平均年間給料で700万円を若干下回っています。

また、埼玉県の一般行政職（※2）の職員数は8858名と1万人を下回っています。また平均年齢は43.0歳と40歳を超え、全職種の平均年齢よりも若干高くなっています。

同総務省の資料をもとに同様に算出した埼玉県の一般行政職の平均年間給料は672.4万円。こちらも平均年間給料で700万円を若干下回っています。

「東京都職員の給料はいくらか」でみると、東京都の全職種の平均給料は734.0万円。また、東京都の一般行政職の平均給料は716.6万円。

こうしてみると、全職種では約40万円、一般行政職で約40万円程度、東京都は埼玉県を上回っています。

また、職員数についてみると、東京都の全職種の職員数が約17万人であるのに対して、埼玉県は6.3万人ですから、埼玉県は東京都の半分以下の規模ということが変わります。

まず、はじめに都道府県の公務員の給与構成について整理しましょう。大きくは「月額支給される給料及び手当」と「年額支給手当」の2つに分かれます。これは多くのビジネスパーソンと同じかもしれません。

月額支給される給料及び手当の構成は以下の通りです。

年額支給手当の構成は以下の通りです。

一般行政職とは聞きなれませんが、総務省資料をもとに整理しておきます。全職種として、以下に示すように様々な「職」があります。

「一般行政職」は上記の「税務職」から「警察職」のいずれにも該当しない職務とされています。

LIMO編集部