2. 【年金生活者支援給付金】2024（令和6）年度は月額いくら？
年金生活者支援給付金の給付基準額は、物価の変動を踏まえて年度ごとに見直しがおこなわれています。
2024年度の老齢年金生活者支援給付金の給付基準額は以下のとおりです。
2.1 老齢年金生活者支援給付金の給付基準額
- 老齢年金生活者支援給付金（月額）：5310円
上記はあくまでも給付基準額。実際に支払われる金額は、後述の通り保険料納付済期間等に応じて算出されるため個人差が出ます。
2.2 老齢年金生活者支援給付金の計算方法
老齢年金生活者支援給付金は、基準額である月額5310円をもとに保険料納付済期間等に応じて算出し、①と②の合計額で算出されます。
- ①保険料納付済期間に基づく額（月額） ＝ 5310円 × 保険料納付済期間 / 被保険者月数480月
- ②保険料免除期間に基づく額（月額） ＝ 1万1333円 × 保険料免除期間 / 被保険者月数480月
また、前年の年金収入額とその他の所得額の合計が一定要件（前述）を満たす場合、①に一定割合を乗じた「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。
3. 年金生活者支援給付金は申請期限を過ぎると受け取れない？
日本年金機構から届く「年金生活者支援給付金請求書」には、申請期限が印刷されています。
記載された期限までに申請が間に合わなかった場合も、請求手続きはできます。ただし、請求した月の翌月分からの支払いとなってしまうので注意が必要です。
例を挙げると、2024年度の年金生活者支援給付金の場合、期限は「令和7年1月6日（月曜）」と記載されています。この日までに請求書が届くように投函すれば、2024年10月分まで遡及して年金生活者支援給付金が支給されます。
最後に、今のシニア世代がどの程度の公的年金（厚生年金や国民年金）を受給できているかを見ていきましょう。
