3. まとめにかえて

ここまで新NISAの制度についておさらいし、新NISAを活用した場合の運用シミュレーションを見てきました。

シミュレーションを見ていただくと、運用の期間が長ければ長いほど資産が大きく増えていくことが分かるかと思います。

新NISAの変更点として非課税の期間が20年から無期限となったため、これまで以上に長期での運用が可能になり資産を大きく増やすことが出来る可能性があります。

しかし、新NISAとは投資信託を用いて資産運用をしているので確実に増えるというものではなく、元本の保証がないリスクのあるものということを理解しておくことも必要です。

資産形成を長く続けていくためにも、制度を理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。今後も非課税制度を活用した投資への関心は高まり続けるでしょう。

この機会に資産運用について調べてみてはいかがでしょうか。

4. 新NISAのよくあるご質問(FAQ)

最後に新NISAのよくある質問をご紹介します

新NISAのイメージイラスト

出所:SENRYU/istockphoto.com

4.1 Q1.非課税保有限度額が1800万円ですが、つみたて投資枠だけ、もしくは成長投資枠だけで使い切ることはできますか?

A1.つみたて投資枠だけで1800万円を使い切ることはできます。成長投資枠だけで使い切ることも可能ですが、成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円となっています。

4.2 Q2.非課税保有限度額は買付額ベースで管理されますか?

A2.「買付け残高(簿価残高)」で管理されます。また、NISA口座内の商品を売却した場合には、その商品の簿価分の非課税枠が再利用できるようになります。

4.3 Q3.非課税保有限度額を管理するとのことですが、金融機関は変更できますか?.

A3.金融機関は変更できます。非課税保有限度額については国税庁において一括管理を行います。なお、金融機関変更の方法やスケジュールはご利用の金融機関で事前に確認しましょう。

参考資料

筒井 亮鳳