3. 国民健康保険料よりも高い?低い?
後期高齢者医療保険料と国民健康保険料を比較した場合、どちらが高いのか気になる方もいるでしょう。
結論から申し上げますと、どちらが高いのかは一概にはいえません。各医療保険で決められた計算方法が異なるほか、世帯状況などに応じて保険料が決まるためです。
後期高齢者医療制度に移行後、保険料が高額になることもあれば安くなることもあります。
4. まとめにかえて
後期高齢者医療保険料は、見直しのたびに増額傾向にあり、今回の見直しでは初の7000円超えとなりました。今後も少子高齢化などの影響により、後期高齢者の保険料負担額が増加する可能性があります。
保険料が高額になるほど年金手取り額が減っていくため、公的年金以外の方法で老後資金の確保を検討する必要があるでしょう。
参考資料
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
- 厚生労働省「医療保険制度改革について」
- 厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」
- 厚生労働省「令和6年度からの後期高齢者医療の保険料について」
木内 菜穂子