2.1 収入ごとに値上げ額が異なる

上表の保険料の値上げ額は、加入者の平均額であり、実際の保険料は収入により異なります。年収が80万円・200万円・400万円・1100万円の場合の保険料の目安は以下のとおりです。

年収別の後期高齢者医療制度の保険料

年収別の後期高齢者医療制度の保険料

出所:厚生労働省「医療保険制度改革について」をもとに筆者作成

80万円

制度改正前:1万5100円
令和6年度:1万5100円
令和7年度:1万5100円

200万円

制度改正前:8万6800円
令和6年度:8万6800円
令和7年度:9万700円

400万円

制度改正前:21万7300円
令和6年度:23万1300円
令和7年度:23万1300円

1100万円

制度改正前:67万円
令和6年度:73万円
令和7年度:80万円

年収が80万円の場合は、今回の見直しでは保険料の値上げはありません。年収200万円の場合は、令和6年度は変更ありませんが、令和7年度には3900円増加の予定です。

年収400万円の場合は、令和6年度に1万4000円の増額がありますが、令和7年度は更なる増額はないとされています。