地面をおおうように広がるグランドカバー植物は、庭の景観を美しくするだけでなく、雑草の抑制や土壌の保護などさまざまな効果をもたらします。
ただ、猛暑が常態化している日本では、夏の暑さに耐えきれず、涼しくなるまでに枯れてしまうことも。厳しい環境下でも元気に育つ品種の需要が高まっています。
そこで今回は夏の暑さが厳しい兵庫県に住む筆者の庭で猛暑を生き延び、「植えてよかった」と思うグランドカバー植物を紹介します。
すべて耐寒性もある秋植え品種なので、今から植えても大丈夫。さっそく参考価格とともに見ていきましょう。
1. この記事で紹介する「暖地で猛暑を生き延びたグランドカバー植物」5選
【写真1枚目/全6枚】2枚目以降では筆者が暖地で「植えてよかった」グランドカバー植物をご紹介します1/6
Tom Meaker/shutterstock.com
- エリゲロン
- アケボノフウロ
- ポテンティラ・ベルナ
- マルバストラム
- クリーピングタイム
暖地でグランドカバーに悩んでいるガーデナーさん必見です!
2. 猛暑を生き延びたグランドカバー植物5選
2.1 エリゲロン
一株で2色の花が楽しめるナチュラルキュートな「エリゲロン」2/6
筆者撮影
- 学名:Erigeron
- 科名・属名:キク科ムカシヨモギ属
花や葉が繊細でふんわりとした草姿のエリゲロン。小菊のようなカワイイ花は開花直後は白く、やがてほんのりとピンク色に染まります。
日当たりを好みますが、半日陰でも生育可能。乾燥や暑さに強く、水はけの良い土に植えればほとんど手間いらずで旺盛に咲き広がります。
花は春~初冬まで長い期間耐えることなく開花。こんもりまとまるので、庭のアクセントとしても最適です。広がりすぎてしまったら適宜抜き取りながら管理しましょう。
※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)
2.2 アケボノフウロ
淡いピンクや赤紫の花が地面を彩る「アケボノフウロ」3/6
筆者撮影
- 学名:Geranium sanguineum
- 科名・属名:フウロソウ科フウロソウ属
アケボノフウロはガーデナーに人気があるゲラニウムの1種。草丈15~20センチほどのドーム型になり、丈夫で根が強いので横張りの大株に育ちます。
春~初夏にかけて淡いピンクや赤紫の花がつぎつぎと咲き、株をおおうように一面に咲き誇る様子が華やかです。
一般的に暑さが苦手なゲラニウムの中でも、耐暑性の強さでは抜きん出た存在。乾燥したやせ地でも育つ強い生命力を持っています。
※参考価格:500円~700円前後(3号ポット苗)
2.3 ポテンティラ・ベルナ
野趣あふれる黄色の小花がキュートな「ポテンティラ・ベルナ」4/6
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- 学名:Potentilla neumanniana
- 科名・属名:バラ科キジムシロ属
明るい黄色の小花が愛らしいポテンティラ・ベルナ。葉には短い繊毛が生え、深い切れ込みの入る5枚葉がキレイです。
花期は春~秋まで。夏はいったん開花を休止しますが、涼しくなるころにはまた咲き出します。葉は常緑性ですが、冬になると葉が銅色に紅葉する姿も素敵です。
株元から放射状にランナーを出し、着地したところで新しい株を増やします。とても強健で広がり過ぎることもあるので、適度に制限しながら管理しましょう。
※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)
2.4 マルバストラム
淡いピンクとオレンジの花が美しい「マルバストラム」5/6
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- 学名:Malvastrum lateritium
- 科名・属名:アオイ科エノキアオイ属
マルバストラムは4センチほどの大きさに咲く優しいピーチ色の花が魅力的。黄色い中心部を囲むような濃いオレンジのラインが鮮やかです。
開花時期は5~7月で、日中咲いた花は夜になると花弁を閉じます。株元から生える茎は1メートル以上伸び、葉の下から根が生えてほふくしながら広がります。
半日陰でも育ちますが、花数を増やしたいときは日なたで育てましょう。
※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)
2.5 クリーピングタイム
可愛らしい小花と爽やかな香りが魅力の「クリーピングタイム」6/6
筆者撮影
- 学名:Thymus serpyllum
- 科名・属名:シソ科イブキジャコウソウ属
ハーブとしてなじみ深いタイムの中で、おもに花の美しさを鑑賞する目的で栽培されるクリーピングタイム。春~夏にかけてピンクや白の花が咲きます。
草丈は5~10センチほどで、小さな花が集まりひとつの丸い花を形成。花や葉からは爽やかな香りが漂います。
丈夫な性質を持ち、多少踏まれてもびくともせず旺盛に繁殖。日当たりを好み乾燥にも強いので、初心者にも育てやすい植物です。
※参考価格:200円~400円前後(3号ポット苗)
3. 猛暑に強いグランドカバー植物で夏も安心の庭づくり
毎年の暑さには慣れているとは言え、今年の猛暑で多くの植物が弱ってしまった筆者の庭。そんな環境でも猛暑を生き延び、「植えてよかった」と思っているグランドカバー植物を紹介しました。
これからのガーデニングは、耐暑性の強い植物をいかに活用するかというのがキーポイント。暑さに強い秋植えグランドカバー植物で、庭の美しさを維持しましょう。