2024年から新しく変わった新NISA制度。

投資から得た分配金や売却益が非課税になるというメリットがあるため、読者の方の中にも新NISAで投資を始めた方もいるのではないでしょうか。

投資初心者でも安心して投資を始めやすい制度になりつつある新NISAですが、「新NISAはよく分からない」という方からも多くご相談をいただきます。

そこで今回は、2024年から新しくなった新NISAの改良ポイント4つの解説と、新NISAのつみたて投資を活用したら、どのくらいの資産を築けるのかについてシミュレーションしていきながら、新NISAの上手な活用法について考えていきたいと思います。

1. 【新NISA】旧NISA制度からの「変更点」とは

NISA制度は非課税という大きな魅力から常に注目されていますが、新NISAではさらに改良が加えられ、より魅力的な制度になっています。

では旧NISA制度と新しいNISA制度の主な違いは何でしょうか。

旧NISA制度を振り返りつつ、新制度の変更点について詳しく見ていきましょう。

1.1 旧NISA制度の内容をおさらい

まずは旧NISA制度をおさらいしておきましょう。

【全6枚】旧NISA制度について振り返る、新NISA制度の詳細や、後半では運用シミュレーションも紹介

旧NISA制度の図

出所:金融庁「NISAとは」をもとにLIMO編集部作成

旧NISA制度は「一般NISA」と「つみたてNISA」の2つにわかれています。

旧NISA「一般NISA」

  • 年間非課税枠:120万円
  • 非課税保有期間:5年間
  • 投資可能商品:上場株式、投資信託等

旧NISA「つみたてNISA」

  • 年間非課税枠:40万円
  • 非課税保有期間:20年間
  • 投資可能商品:投資信託やETF