3. 2024年度の老齢年金額の例
公的年金の額は毎年改定されます。年金額の改定は主に物価や賃金の動向に基づき改定されます。
具体的には、物価や賃金が上昇した場合は年金額が増え、逆に下がった場合は年金額も減る可能性があります。また、マクロ経済スライドと呼ばれる仕組みも適用され、高齢化や現役世代の減少に応じて調整が行われます。
2024年度の年金額はいくらになったのでしょうか。
3.1 国民年金と厚生年金の年金額例
- 国民年金の満額（※1）：6万8000円（+1750円）
- 厚生年金（※2）：23万483円（+6001円）
※平均的な収入（平均標準報酬（賞与含む月額換算）43万9000円）で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金（満額）」。
厚生年金はモデル夫婦となっており、1人分にすると16万2483円となっています。
厚生労働省が示すモデル年金額は、あくまで「標準的なケース」の目安であり、実際に受け取る年金額は個人ごとに異なります。
実際に受け取る年金額は、自分の年金加入実績や働き方に大きく依存します。正確な額を知るためには、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を使って自身の年金見込み額を確認することが重要です。
