4. 将来に向けたお金の準備を始めよう
ここまで過去に行われた高齢者向け給付金や年金世帯を対象にした給付金について紹介しました。
いずれも住民税非課税世帯や年金世帯など所得が少ない世帯への給付となっており、今後も同じような世帯への施策が軸となるでしょう。
いずれにしても、物価高が日常生活を圧迫しており、支援策がなければ更なる困窮が見込まれます。
補助金など各種支援策も重要ですが、財源には限りがあります。国や自治体からの支援以外にも自分自身でお金を備えておく必要があります。
お金の準備を行うには収支の確認から始めるのが良いでしょう。お金の流れを確認することで思わぬ無駄を省けるかもしれません。
特にサブスクや通信費、保険などの固定費については削減できる可能性があるため、しっかりと確認を行いましょう。無駄なお金を節約できれば、貯蓄額を増やすことが可能です。貯蓄に関しても普通預金や定期預金だけではなく、資産運用に目を向けて見るのも良いでしょう。
例えばNISAやiDeCoなど税金のメリットを享受できる施策が人気を集めています。ただし、どちらも資産運用のため元本保証が無い点には注意が必要です。
自分にとって利用できる施策やとるべきリスクを整理し、お金の準備をすすめていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和5年国民生活基礎調査」
- 厚生労働省「平成27年度簡素な給付措置(臨時福祉給付金)」
- 厚生労働省「高齢者向け給付金のお知らせ」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
徳原 龍裕