12月13日の年金支給日に夫婦が「約46万円」も支給される理由とは。年金の仕組みをわかりやすく解説厚生年金の平均年金月額はいくら？一覧表でチェック

2. 【2024年度の年金額例】標準夫婦は月に約23万円が支給

先述の通り、公的年金の年金額は年度ごとに見直しがおこなわれています。2024年度は近年の物価高の影響から、前年度より2.7％のプラス改定となりました。

2024年度の年金額の例

国民年金は満額受給を想定した「1人分の年金額」です。40年間未納なく保険料を納めていた場合に受け取れる年金額です。

※1956（昭和31）年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金（満額1人分）は、月額6万7808円（対前年度比＋1758円）です。

一方で厚生年金の年金例は、夫婦2人分の年金額。その内訳は、夫の厚生年金と、夫婦の国民年金（満額・2人分）で、具体的には以下の内容です。

「夫が標準的な収入があるサラリーマン」と「専業主婦（もしくは自営業など）」の組み合わせが40年間続いた世帯を想定しているわけです。

働き方や男女の役割が多様化するこんにち。上記の「夫婦のモデル年金」が参考になりにくいと感じる人もいるでしょう。

そこで次では、今のシニア世代が受け取る一人あたりの年金月額を、厚生労働省の資料をもとに見ていきます。