3. 日本で「富裕層」が増加しているのはなぜ?考えられる要因

年収が伸び悩む日本においても、富裕層が増え続ける背景にはいくつかの要因が考えられます。

例えば、経済成長によって資産形成が拡大されたことは大きいでしょう。また金融緩和や低金利政策が後押しとなり、

投資や資産運用が容易になったこともあげられます。

もともと富裕層だった方だけでなく、例えばアッパーマス層から準富裕層、そして準富裕層から富裕層…というように、順に繰り上がったケースも多いでしょう。

また、一代で資産を築くというよりも、やはり相続・贈与による資産移転で富裕層の仲間入りを果たす人も多いです。

少子高齢化が進む中で、子ども一人当たりが相続する資産の額も増えています。

何かひとつのきっかけでいきない富裕層になることは滅多にありませんが、さまざまな要因を追い風にして、資産を増やせる方がいたということです。

さらに、これらの資産は守らなければ富裕層であり続けることができません。豪快にお金を使うイメージのある富裕層ですが、意外に倹約家であると感じる姿をいくつも見ていきました。

次章では、筆者が見てきた富裕層に「共通する3つの特徴」について紹介していきます。