2. 日本の世帯年収の中央値はいくらか

厚生労働省「国民生活基礎調査」にて、日本の世帯年収の中央値を見ていきます。

2002年の調査では、485万円となりました(平均値は602万円)。

所得金額階級別世帯数の相対度数分布(2002年調査)

所得金額階級別世帯数の相対度数分布

出所:厚生労働省「国民生活基礎調査2002年」

しかし2023の調査になると、世帯年収の中央値は405万円となりました。平均値は524万2000円です。

所得金額階級別世帯数の相対度数分布(2023年調査)

世帯年収1000万円以上の割合

出所:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」

年収が伸び悩む日本においても物価上昇は進んでおり、さらに税金や社会保険料などの負担を感じる方も少なくないでしょう。

では、このような情勢の中で、なぜ富裕層は増加しているのでしょうか。