今年こそは貯金を増やしたい!と意気込む方は多いでしょう。
資産形成には強い意志が必要ですが、コツコツ続けられる習慣作りが重要になることもあります。
筆者は過去に生命保険会社で富裕層相手の相談にも乗ってきましたが、資産1億円以上のお金持ちでも「意外に倹約家」と感じたものです。
資産を作るため、そして守るためには、日々の暮らしにおける考え方や習慣も非常に重要になります。
本記事では、富裕層の定義や日本における割合、そして筆者が見てきた富裕層の共通点などをご紹介します。
2025年にいいスタートを切れるよう、貯金についての意識づくりのきっかけにしてみてください。
1. 【富裕層の定義】純金融資産1億円以上を保有
「お金持ち」「富裕層」と言っても、明確な定義が決まっているわけではありません。個人の感覚によっても左右されるでしょう。
年収を目安に考えるケースもありますが、ここでは野村総合研究所の調査報告を参考にしてみます。
野村総合研究所によると、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた「純金融資産保有額」が1億円以上である世帯を、富裕層と定義付けています。