3. 就職氷河期世代に対する国の支援とは?
政府は、就職氷河期世代の支援を目的に「就職氷河期世代支援プログラム」を提供しています。主な支援策は、以下の通りです。
- ハローワークでの支援:就職氷河期世代の限定求人の実施など
- サポートステーション(サポステ)の支援:ビジネスや就活セミナーなどの実施
- 各種支援機関での支援:家庭への訪問支援や住居確保補給金の実施
住居確保給付金とは、離職や収入の減少した場合に、扶助額を上限として家賃の補助をする給付金です。
世帯収入等の要件を満たせば、賃貸住宅の賃貸人や不動産媒介事業者へ、自治体から直接支払います。
支給額は、自治体や世帯の人数によって異なるので注意してください。就職氷河期世代は無料で支援を受けられるので、積極的に活用しましょう。
4. まとめにかえて
就職氷河期世代の年収や貯蓄について解説しました。
非正規雇用の場合、収入や貯蓄ともに40歳代から50歳代の平均より下回る結果となっています。
これから待ち受ける老後への備えを、なるべく早く始める必要があるでしょう。
参考資料
川辺 拓也