先日、現在上映中のアンパンマンの映画を3人の子を連れて見に行きました。7歳の長男、3歳の次男、1歳3カ月の長女で、真ん中の子と末っ子は初めての映画館。1人目は3歳で映画デビューをしましたが、おてんばな末っ子の1歳での映画デビューには、緊張もありました。1歳児連れの席の選択や、場内の様子などをご紹介します。
映画鑑賞を決めるまで
乳幼児を抱える方には理解してもらえると思いますが、夏休みになっても、下の子が小さいとプールや遠出には連れて行けません。今年は酷暑なため、1歳児連れでは外で遊ぶこともためらわれます。児童館や図書館へは連れて行けますが、小学2年生の上の子にとってそれだけでは不服な様子。そこで映画鑑賞を考えました。
選んだのはアンパンマンの映画。今年幼稚園に入園した次男はまだ登園渋りをするのですが、園でアンパンマン体操を踊っていることもあり、「幼稚園に親しみを感じて欲しい」という意味も込めて普段からアンパンマンを見せています。アンパンマンの映画を見に行った思い出も一つの励みになると思い、選びました。
また、末っ子もアンパンマンのアニメが流れていると見るので、映画も見てくれるかもしれないと思いました。アンパンマン映画の公式サイトには「大好きなアンパンマンで映画初体験!映画館デビュー!プログラム」という部分に、「歌って踊れる」とも記載されています。その表記も映画鑑賞を後押ししてくれました。
ただ、次男は2歳までテレビがついていても見ないで動き回る子だったので、次男が1歳だったら連れて行かなかったかもしれません。
座席の選択と場内の様子
アンパンマンの映画は2歳から有料でした。1歳は無料ですが、お土産のおもちゃをいただけました。
座席は、真ん中の通路で前方席と後方席に分かれています。その後方側の前から2列目の端の席を選びました。1歳3カ月の長女は歩くため、目の前に通路があると歩き回ってしまうと思い、2列目にしたのです。逆に3列目以降だと、長女が歩き出したときに階段が危ないと思い避けました。
上の2人がトイレに立つ可能性と、長女がグズって外に出ることも考え、端っこの席を選ぶことも外せません。周囲を見渡しても、後方座席の1〜4列目に座る方が多く見られました。
この日は月初の1日で料金が安い日でしたが、朝8時15分開演だったからか一緒になったのは6家族。3〜5歳くらいの子が多かったですが、下の子が1歳台だったり、8カ月の子を連れている家庭もありました。
赤ちゃん連れに優しいと思ったのは、映画が始まっても照明が落ちないことです。以前ポケモンのプラネタリウムに行ったのですが、真っ暗だと子どもが何をやっているのか見えないことに不安を覚えました。暗闇を怖がる子もいるので、こういった配慮は嬉しいものです。
1歳児の反応は?
映画が始まると、アンパンマン好きの1歳児は食いついて見ており、馴染みのある歌が流れるとダンスをしていました。しかしずっと座っているわけにはいかず、やはり立ち上がったり座席の前を歩いたりします。飽きたなと感じたら、持参したおやつを食べたり、お茶を飲んだりしていました。
周囲にもいろいろな子どもがいて、映画を見ながらおしゃべりをする子もいれば、笑ったり、泣いている赤ちゃんもいました。それでも皆が乳幼児連れであり、親であるため、お互いさまという気持ちでいられるのは嬉しいところです。映画の時間は約1時間半でしたが、長女は最後の20分は飽きてしまい、踊り場の隅を歩いたりして映画が終わりました。
我が子が静かにしていられるかどうかは行ってみないと分かりませんが、普段から見ているアニメだと親しみも感じやすいですし、反応も想像できるでしょう。暑さの厳しい今年の夏は、映画デビューを検討してみてはいかがでしょうか。
宮野 茉莉子