1.2 毎年約6万円が支給!「老齢年金生活者支援給付金」の給付基準額は?
公的年金の支給額は、物価や賃金の変動を考慮して毎年見直されています。
年金生活者支援給付金も同様に改定がされており、2024年度の基準額は「月額5310円」となりました。
たとえば、国民年金保険料を480カ月未納なく全て納めた方は、月額5310円、年間で6万3720円の給付金が支給されます。
留意点として、老齢年金生活者支援給付金の給付額は、給付基準額をもとに保険料納付済月数により計算されるため、実際に受け取る支給額は個人で異なります。
老齢年金生活者支援給付金の具体的な給付額は、月額5310円をもとに保険料納付済期間等に応じて算出し、①と②の合計額になります。
- ①保険料納付済期間に基づく額(月額) = 5310円 × 保険料納付済期間 / 被保険者月数480月
- ②保険料免除期間に基づく額(月額) = 1万1333円 × 保険料免除期間 / 被保険者月数480月
老齢年金生活者支援給付金は、2ヶ月に1回の年金支給日に年金とは別に支給されます。
国民年金を満額受給する人が老齢年金生活者支援給付金を受給する場合、国民年金として「月額6万8000円」、加えて給付金「月額5310円」が支給され、合計で月額7万3310円を受け取れることになります。