【12月13日は年金支給日】厚生年金や国民年金から引かれるお金一覧！10月の年金振込額が変わる場合がある理由とは？【11月30日は年金の日】厚生年金・国民年金の平均額と個人差を徹底解説

3. 【令和シニアの受給額】みんなの厚生年金・国民年金の平均はいくら？

最後に、令和のシニア世代が受け取る老齢年金の平均月額について紹介し、その後に公的年金の基本をおさらいしましょう。

厚生労働省の「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金の平均受給額は以下のようになっています。

全体・男女別：国民年金・厚生年金の平均受給月額（一覧表）

男女全体平均月額：5万6316円

男女全体平均月額：14万3973円

「日本の年金制度は2階建て」とよく表現されますが、これは1階部分の「国民年金」と2階部分の「厚生年金」という2つの制度から成り立っているためです。

国民年金は、国内に住む20歳から60歳までの全ての人が原則加入対象となります。

この国民年金に加えて、会社員や公務員などは厚生年金にも加入します。

老後に受け取る年金は、厚生年金に加入していなかった場合は「国民年金のみ」となり、厚生年金に加入していた場合は「国民年金と厚生年金の両方」が支給されます。

上記からも分かるように、現役時代の働き方や過ごし方によって、受け取る年金額は変わることになるのです。

一般的に、2階部分の厚生年金を受け取れる場合は、国民年金よりも充実した年金水準となる傾向がありますが、厚生年金の額は加入期間とその間の報酬（給与や賞与）によって決まるため、老後に受け取る年金額には個人差が生じやすいです。

自分の年金加入状況や見込み額をより詳しく知りたい方は、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を利用することで確認できます。