4. 年金生活者支援給付金の申請方法
年金生活者支援給付金の対象者に対しては「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が、毎年9月に送付されています。要件に該当しても、受給するためには請求書の提出が必要なので、忘れないように気を付けましょう(既に年金生活者支援給付金を受け取っており、引き続き支給要件を満たしている場合は手続きが原則不要)。
年金生活者支援給付金は、手続きを行った翌月分から支給対象となります。申請が遅れる分だけ損をしてしまうため、日本年金機構から書類が届いたら申請を済ませておくとよいでしょう。
申請方法は、年金生活者支援給付金請求書に必要事項を記入し、年金事務所に提出するだけです。
支給要件に該当しているかどうかの確認が必要な方に対しては、「年金生活者支援給付金請求書(A4型)」および「所得情報を確認するための所得状況届等」が送付されます。
書類が届いたら、住んでいる自治体から所得状況届の証明を受けるか、世帯全員の住民票と所得証明書(課税状況がわかるもの)、課税証明書または非課税証明書を用意する必要があります。
必要書類が揃ったら、年金事務所に提出しましょう。
5. まとめにかえて
2024年度から年金生活者支援給付金を受給できる方は、日本年金機構から郵便物が届いているはずです。
申請しないと受給できないため、郵便物の中身を確認したうえで必要な手続きをしましょう。
なお、年金生活者支援給付金請求書にかこつけて金銭をだまし取ろうとする事件が発生する可能性があります。
日本年金機構や厚生労働省の職員が口座番号や暗証番号を聞くことはないため、不審な電話や訪問を受けても相手にしてはいけません。
参考資料
柴田 充輝