2. 公明党が掲げる「持続可能で安心できる公的年金制度の確立」
公明党では年金の分野として「持続可能で安心できる公的年金制度の確立」を掲げています。
高齢者の所得保障の充実に向けて、被用者保険のさらなる適用拡大を実現すること。また、基礎年金の給付水準の底上げに取り組むとのことです。
なお、働く高齢者に向け、在職老齢年金の見直しも進めるとしています。
在職老齢年金とは、働いて厚生年金保険に加入し続ける中で年金も受給することになった場合、給与と年金額によって年金の一部または全部が支給停止される制度をいいます。
具体的には、「老齢厚生年金の月額」と「毎月の賃金+1年間のボーナスを12で割った金額」が50万円を超えた場合、超えた金額の半分が年金額より支給停止されます(老齢基礎年金は全額支給されます)。
在職老齢年金の仕組み

出所:日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
こうした制度がシニアの働き控えにつながるという点から、制度の改革が議論されてきました。
公明党ではこの他にも、年収の壁の解消や大学の教育費の負担軽減、児童扶養手当のさらなる拡充などを公約で掲げています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)