2.2 共働き世帯と年収の関係
次に、所得1000万を超える世帯のうち、どれだけの世帯が共働きであるかを見ていきます。
総務省の家計調査のデータによると、2023年において所得1000万円超の世帯の共働き率は68.0~73.4%となっており、半数を大きく超える割合の世帯が共働きをしていることがわかります。
共働き世帯の割合は近年増加の傾向にあり、その影響により世帯年収が1000万円を超える世帯も増えていると考えられます。
所得1000万超の割合が、個人単位では5.5%であったのに対して、世帯単位では11.6%であったことも、共働き世帯の増加による世帯年収水準の上昇を表しているのではないでしょうか。