1. 給与所得者の年収の現状
まずは国税庁による「民間給与実態統計調査」結果をもとに、給与所得者の年収の現状を見ていきます。
1.1 年収の分布
統計による、2023年の年収ごとの分布は下記の通りとなっています。
- 100万円以下:8.1%
- 100万円〜200万円:12.3%
- 200万円〜300万円:14.0%
- 300万円〜400万円:16.3%
- 400万円〜500万円:15.4%
- 500万円〜600万円:10.8%
- 600万円〜700万円:7.1%
- 700万円〜800万円:4.9%
- 800万円〜900万円:3.2%
- 900万円〜1000万円:2.3%
- 1000万円超:5.5%
1.2 所得1000万円超の割合
統計結果によると、2023年の給与所得者のうち、年間所得が1000万円を超える割合は5.5%です。
つまり、年間所得が1000万円を超えている人が給与所得者の中でおよそ18人に1人いるということになります。このことから、個人で所得1000万を超える人口の割合が、かなりの上位層であることがわかります。
※この統計は給与所得者に限定されているため、個人事業者や不動産所得がある人などを含めた場合の結果とは相違があります。