今の日本は「超低金利時代」と言われていて、銀行に預けてもなかなかお金が増えませんよね。
そんな中、「少しでもお金を育てたい」「老後資金を準備したい」という方が増えてきて、特に話題に上がるのが2024年から始まった「新NISA」です。
私もファイナンシャルプランナーとして多くの方の資産運用をお手伝いしていますが、最近は新NISAに関するご相談が増えています。
これを機に投資信託を始めてみたいという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、50歳の方が新NISAを活用し、毎月5万円を積み立てた場合に、15年後の65歳でどのくらいの資産が作れるのか、運用利回り別にシミュレーションしてみます。
数字を確認することで、資産運用がどれだけ将来に影響するか、一緒に見ていきましょう。
1. 新NISA(少額投資非課税制度)とは?メリットを知る
NISA(ニーサ)とは、2014年に誕生した資産形成を後押しする制度です。2024年には制度が改良され「新NISA」とも言われています。
NISAの最大のメリットは運用で得た利益が非課税になること。
通常、利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA枠を利用すれば非課税になるため、利益をまるまる受け取ることができます。
ただし、NISAという制度を利用して投資できる金額や商品には制限があります。NISAの特徴を確認しておきましょう。